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copyright 2009~ 谷本玲大
www.tanimoto.to

故実叢書『中古亰師内外地圖』

(昔の平安京の地図)


Google マップとかALPSLAB baseとかYahoo!地図情報(スクロール地図)とか不動産情報ポータルHOME'Sとかが流行っていますね。

ということで、スクロール地図で平安京古地図を見よう!という企画なのであります。

ラン2さんヨウダさん管理の平安京探偵団の記載や、『大日本地名辞書』と併せて見ると面白いでしょう。
また、京都市文化市民局 文化芸術都市推進室 文化財保護課 保護第二係のページや、財団法人京都市埋蔵文化財研究所のページにも各種地図があります。
更に、立命館大学がバーチャルマップで平安京を3D地図で再現しています。


地図の閲覧の方法

  1. この画面左側にある▼のプルダウン・メニューから、表示サイズを選択します。
    以下のような画面が出てくるはずです。
    これは見本です。地図の閲覧は、このページの左にある、プルダウンメニューの▼から、適切な画面サイズを選択してご覧ください。
  2. 画面下の+で拡大。-で縮小。
  3. ▲を左右にスライドさせても拡大縮小できます。
  4. ←↑↓→で上下左右に移動しますが、マウスでドラッグしても移動できます。
  5. 拡大中に、画面左上の枠中の赤枠をマウスで移動させると、指定位置に移動できます。
  6. 一番右のアイコンでリフレッシュします。
  7. 閲覧するには、FlashPlayer.がインストールされている必要があります。

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書誌

  • 明治34年5月15日
  • 東京:林縫之助・吉川半七
  • 發行:矢吹時中
  • 凸版印刷合資會社
  • 色刷一舗 約100センチ×110センチ

 

  • 吉川半七(初代)は明治35 (1902)年 12月歿、63歳。
  • 林縫之助は大正15(1926)年8月歿、66歳。
  • 今泉定介は昭和19(1944)年歿、82歳。
  • 原図は「寛延三歳次庚午初夏 攝州東生郡四天王寺 相坂秀水, (京師書生)森謹齋幸安珍重圖并識」、「古京圖共二帖以渡邉隠岐守珍昌朝臣秘圖書冩校・・・于時天保七丙申季春 左兵衛少尉源重度 圖工弟 三谷五峯」。
  • 該本の現蔵者:谷本玲大

 

  • 著作権等の保護期間は既に経過している。

種まきしておくと、テレビでも使われる

テレビ東京「ソロモン流」の2008/12/7放映分(夜9時54分~夜10時48分)は、風水建築デザイナー直居由美里さんの特集の回だったそうですが、番組内で、この地図が(ホンの数秒だけですが)使われました。

放送直前の深夜午前2:30に依頼のメールが来ました。
第一線で働くテレビマンって、大変だなぁ…。
その時間に起きて授業準備していて、即RESできる自分もどうかと思うけど…。

制作会社の人(と、そのプロジェクトに巻き込まれた諸々の人々)が猛烈に大変なことは、めざましテレビの収録で実感してましたので、事情を聞いて、即座に許諾を出しました。
ということで、DVDを送ってもらいましたので、その部分のキャプチャ画像を載せておきます。

なお、興味本位で伺ったところ、この番組の画面のアスペクト比は4:3で制作しているそうです。

テレビ東京「ソロモン流」の2008/12/7放映分の紹介画像 その1

テレビ東京「ソロモン流」の2008/12/7放映分の紹介画像 その2


以下、技術面でのお話

 

画像撮影は京都にあるスキャナメーカーのニューリーに依頼しました。

もっとも、本業はハードウェアの製造・販売で、スキャニング加工処理は、印刷会社に業務用ハードウェア製品を宣伝する、という意味合いが強いそうなんですが、ダメ元でお願いしてみたらOK。ラッキー。

WebPageの「スキャナウェブギャラリー」に、実例で示される圧倒的な品質に惚れ込んでのことです。

世界最大級(2m×2mサイズ)の原稿が読取れる超大型アーカイブスキャナ「Scamera Museum(スキャメラ・ミュージアム)」なる巨大機器を使用して、畳一枚分もある地図を600dpiでスキャニングしていただいたわけです。

事前に調べたのですが、印刷業務用の大判スキャナって、シートフィーダ方式のものがほとんどなんですね。それでもB0対応はあまりありません。

原稿台ガラス上に原稿をのせるタイプのスキャナで、大きなものは、大日本スクリーンのGIGALEX辺りだろうと思いますが、これはA0対応。B0だと、接合しないと無理。

2m×2mサイズを世界最大級と称するのは、ホントにその通りだからのようです。

実は、当初、自分の800DPIのA3スキャナ(< ちょっと自慢)で撮って、Photoshopで接合したのですが、縦横が綺麗に合わさらず、全然ダメでした。

更に、この地図は折れ目、ヤブレなどがあり、表紙に近いところは茶色に変色し、奥に行くと元の色彩に近い色となるので、単純に大判一枚物として撮っただけではどうにもならないのです。

そこで、依頼するに当たっては、

 

  • 画像面のゆがみ補正。
  • ヤブレの接合。
  • 色調の統一をすること。但し、文字がクッキリしていないとイヤだ。
  • ヨレや折れ目などの立体感をできるだけなくし、ピッシリとした印象に仕上げること。

 

など、両立しないワガママを含めつつ、あらゆる補正処理もお願いしました。

結果は既にご覧の通り。

WebにUPするに当たって、600dpiを400dpiに落としましたが、実に綺麗ですね。

なお、美術関係の方は、色の奥行きとか質感について、この画像で見ると貧弱なように感じる方もいらっしゃるかもしれません。

ただ、それは私が「とにかく細事で書き込まれている文字がクッキリ読めることを最優先し、美術的な観点での再現については、一切考慮の外に置いてくれ。」と敢えて頼んだからです。

おまけ(出血大サービス)として、大きな和紙に原寸大で印刷したものも同封してくれましたが、その精巧な復元には驚くばかり。

こういう感覚的なコトは、ちょっと説明しづらいんですが、神保町の三省堂で複製古地図フェアとかやっていますよね?少なくとも、あの地図と同じ水準か、それよりちょっと良い位のレベルです。
コロタイプ印刷の場合、ややモヤっと太くなることがありますが、そういうコトもありません。

WebPageの「スキャナウェブギャラリー」にある立体物の撮影サンプルを見れば、質感の再現についても写真並みだということが理解できると思います。

ニューリーでも、ズーミング表示ツールを自社開発してい るそうで、Webサーバーへの実装と、サーバのお守りも含めて事業化して行く方向だそうです。

美術館・博物館などの大規模オンラインアーカイヴなどの用途では、採用候補としてかなり有力になるのではないかと思いました。