ワード(Word2010やWord2007やWord2003)で文章の校正をする方法


これは、何の役に立つか?

語彙と表記に関わる諸問題

  1. 間違いやすい慣用句

  2. 表記のゆれ

  3. 言い換え

  4. 差別語(IMEでは基本的には単語登録されていない。)

  5. カタカナ語(外来語、和製英語)とその意味

  6. 宛て字

  7. 同音による書き換えの漢字

  8. 略語

  9. 難読語

  10. 交ぜ(混ぜ)書き

  11. 仮名遣いの本則・省く・送る

  12. 紛らわしい仮名遣いと、四つ仮名

  13. 同じ言葉を繰り返すと幼い感じがするので適宜に同義語を使うこと

  14. たくさんの修飾語がかかると意味不明になる

  15. 文末表現の統一(です/ます/だ/である体)

  16. 外国地名、外国人名の表記


目次


WordのバージョンがWord2007の場合

Word2007の起動画面。

Word2007の起動画面

Officeボタンから「Wordのオプション」を開く。

Officeボタンから「Wordのオプション」を開く

「文章校正」を開く。

「文章校正」を開く

外国語を頻用する人は、ついでにこの画面で「Microsoft Officeプログラムのスペルチェック」などもいじると良いでしょう。
(ここの画面は、プロフェッショナル版とかHomeEditionなどのバージョンによって、多少、違いがあるかもしれません。)

画面が外国語対象になってしまっている場合の対処法

以下のように「Grammar Only」とか「Grammar & Style」と表示されてしまい、日本語の校正設定ができない時は、「カーソルの位置」を日本語の文章内に置きましょう。

半角英数字の所にカーソルがあると、こうなってしまうのです。

「Grammar Only」とか「Grammar & Style」と表示されてしまう例

日本語文の校正については「Wordのスペルチェックと文章校正」の「設定」を開いて設定します。

「Wordのスペルチェックと文章校正」の「設定」を開く

設定項目は多岐にわたります。以下のような内容が設定できます。

なお、文章のスタイルを「公用文」にすると、常用漢字以外の文字を含んだ単語は「混ぜ書き(交ぜ書き)」になるので、文学研究をする人には、あまりオススメしません。

誤りのチェック その1

誤りのチェック その1

誤りのチェック その2

誤りのチェック その2

誤りのチェック その3

誤りのチェック その3

誤りのチェック その4

以上を好みのものに設定したら、「OK」を押します。

「OK」を押します

更に元の画面で「OK」します。

更に元の画面で「OK」します

実際の校正は、「校閲」タブの「文章校正」リボンの左端にある「スペルチェックと文章校正」で行います。

以下の文を貼り付けて、実際に動作確認をしてみましょう。

練習問題


  日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。


スペルチェックと文章校正


WordのバージョンがWord2003までの場合

Word2002やWord2003でも、上記と同様のことができますが、メニューの位置が違います。

[ツール]→[オプション]を開きます。

 [ツール]→[オプション]を開きます

日本語文の校正については「スペルチェックと文章校正」の「設定」を開いて設定します。

「スペルチェックと文章校正」の「設定」

以下、設定項目はお好みで。

誤りのチェック その1

誤りのチェック その2

誤りのチェック その3

誤りのチェック その4

誤りのチェック その5

実際の文章校正は[ツール]→[文章校正]から行います。

[ツール]→[文章校正]から行う

「表記揺れチェック」も[ツール]→「表記揺れチェック」でできます。

[ツール]→「表記揺れチェック

練習問題


文字数を調べる

大学では、「400字詰め原稿用紙換算で何枚以上」などというレポートの指示が出ることがありますね。

Word2010では、画面左下に常時示されます。クリックすると、詳細情報が出ます。

 Word2010での文字数計算

 

Word2003では[ツール]→「文字カウント」で行います。

、[ツール]→「文字カウント」


要約機能

[ツール]→「要約の作成」は面白いですよ。

「頻出単語を統計的に処理して、上手く接続語で繋いだ“それらしい日本語”を合成した結果」が表示されます。

新聞社の社説記事や官公庁のプレス発表や総理・官房長官の談話記事などを貼り付けて試してみて、どれだけ本文の核心を捕えて要約できているか、確認してみると良いでしょう。

マイクロソフト社が持っている日本語処理技術を推測する指標となると思います。

画面例は、以下のような感じ。

 [ツール]→「要約の作成」

但し、この機能はWord2010では、廃止されました。

でも、一太郎には要約機能が搭載されています。

早速実験だ!

ところで、平成25(2013)年4月から新学習指導要領が全面実施されます。

そこで、「高等学校学習指導要領」(平成21年3月 文部科学省)の「第1章総則」の「第1款教育課程編成の一般方針」を例文としてみました。

ちなみに、「学習指導要領」の「総則」ってのは、全教職員に対して、どの科目担当であっても、その方針を目指して教育活動を行うように示された指針です。

企業で言えば、社長が示した『我が社のミッション』みたいなものですね。

だから、非常に重要なんですよ。

そして、新学習指導要領の、それまでと大きく違うポイントは、「教育とは学校だけがやるものではない!家庭が主体となって行うものである。」という理念をかなり明確に打ち出した所です。

これは、全面改定された「教育基本法」(平成十八年十二月二十二日 法律第百二十号)の「第二章 教育の実施に関する基本」で、(家庭教育)という部分が明確に示されたためです。

国民の義務では「子女に普通教育を受けさせる義務」を示していますが、「未成熟子扶養義務」は民法では解釈によって運用しています。

そこを、民法よりも一歩踏み出して、新しい教育基本法では、以下のように義務として規定したのです。「保護者」の「第一義的責任」とまでハッキリ示したこの条文設置を知った時には、驚きました。

第十条 父母その他の保護者は,子の教育について第一義的責任を有するものであって,生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに,自立心を育成し,心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとする。

だから、新学習指導要領でも、「家庭と連携し」などという言葉が頻出しています。

赤字で太字にしておきましたので、「地域」や「社会」や「家庭」という言葉に注目して読んでみて下さい。

世間では、新学習指導要領について、右傾化しているとか、道徳の名を借りて特定の国家観を押しつけている…とかの批判も出ているようですが、新学習指導要領の本質は、おそらく、そこではない。

実際問題、授業中立ち歩くとか、おしゃべりをやめないとかって、家庭教育としてのしつけ、マナーの問題でしょう。

何でもかんでも学校の先生や新卒社員を指導する上司のせいにされても困りますよね。

核家族から個家族に移行してしまった。

保護者は、自分に自信がないものだから、子供と向き合うのを怖がって避けてしまう。

その結果、家族関係すら取り結べない「個」が単に同居しているだけ…という風に「家庭」が崩壊していっている。

そして、自分に自信がなくて、子供と真っ正面から向き合うことを避けるような保護者が、その自分の情けなさ・後ろ暗さを隠すために、消費者意識丸出しで学校やバイト先の企業や、就職先の企業の上司に責任を押しつけて怒鳴り込む。

子供はそういう所にはとても敏感です。

そんな親は、子供に内心では余計に蔑まれるのではないでしょうか。

王様は裸じゃないか!って叫ぶのは、必ず子供なのですから、決して尊敬されませんね。

失敗しても、不器用でも良いから、真っ正面からぶつかり稽古をするしかないのです。

そんな社会状況に対する危惧・懸念が、文部官僚の根底意識にあるのではないかと私は思っています。


例文1

各学校においては,教育基本法及び学校教育法その他の法令並びにこの章以下に示すところに従い,生徒の人間として調和のとれた育成を目指し,地域や学校の実態,課程や学科の特色,生徒の心身の発達の段階及び特性等を十分考慮して,適切な教育課程を編成するものとし,これらに掲げる目標を達成するよう教育を行うものとする。
学校の教育活動を進めるに当たっては,各学校において,生徒に生きる力をはぐくむことを目指し,創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開する中で,基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得させ,これらを活用して課題を解決するために必要な思考力,判断力,表現力その他の能力をはぐくむとともに,主体的に学習に取り組む態度を養い,個性を生かす教育の充実に努めなければならない。その際,生徒の発達の段階を考慮して,生徒の言語活動を充実するとともに,家庭との連携を図りながら,生徒の学習習慣が確立するよう配慮しなければならない。
2 学校における道徳教育は,生徒が自己探求と自己実現に努め国家・社会の一員としての自覚に基づき行為しうる発達の段階にあることを考慮し人間としての在り方生き方に関する教育を学校の教育活動全体を通じて行うことにより,その充実を図るものとし,各教科に属する科目,総合的な学習の時間及び特別活動のそれぞれの特質に応じて,適切な指導を行わなければならない。
道徳教育は,教育基本法及び学校教育法に定められた教育の根本精神に基づき,人間尊重の精神と生命に対する畏敬の念を家庭,学校,その他社会における具体的な生活の中に生かし,豊かいな心をもち,伝統と文化を尊重し,それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛し,個性豊かな文化の創造を図るとともに,公共の精神を尊び,民主的な社会及び国家の発展に努め,他国を尊重し,国際社会の平和と発展や環境の保全に貢献し未来を拓く主体性のある日本人を育成するため,その基盤としての道徳性を養うことを目標とする。
道徳教育を進めるに当たっては,特に,道徳的実践力を高めるとともに,自他の生命を尊重する精神,自律の精神及び社会連帯の精神並びに義務を果たし責任を重んずる態度及び人権を尊重し差別のないよりよい社会を実現しようとする態度を養うための指導が適切に行われるよう配慮しなければならない。
3 学校における体育・健康に関する指導は,生徒の発達の段階を考慮して,学校の教育活動全体を通じて適切に行うものとする。特に,学校における食育の推進並びに体力の向上に関する指導,安全に関する指導及び心身の健康の保持増進に関する指導については,保健体育科はもとより,家庭科,特別活動などにおいてもそれぞれの特質に応じて適切に行うよう努めることとする。また,それらの指導を通して,家庭や地域社会との連携を図りながら,日常生活において適切な体育・健康に関する活動の実践を促し,生涯を通じて健康・安全で活力ある生活を送るための基礎が培われるよう配慮しなければならない。
4 学校においては,地域や学校の実態等に応じて,就業やボランティアにかかわる体験的な学習の指導を適切に行うようにし,勤労の尊さや創造することの喜びを体得させ,望ましい勤労観,職業観の育成や社会奉仕の精神の涵養に資するものとする。


上記例文から冒頭の数字を取り去り、そのままの段落で30%の分量に要約すると、以下のような結果(=上記で茶色にしておいた部分)になります。

結果1(30%):

各学校においては,教育基本法及び学校教育法その他の法令並びにこの章以下に示すところに従い,生徒の人間として調和のとれた育成を目指し,地域や学校の実態,課程や学科の特色,生徒の心身の発達の段階及び特性等を十分考慮して,適切な教育課程を編成するものとし,これらに掲げる目標を達成するよう教育を行うものとする。
学校の教育活動を進めるに当たっては,各学校において,生徒に生きる力をはぐくむことを目指し,創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開する中で,基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得させ,これらを活用して課題を解決するために必要な思考力,判断力,表現力その他の能力をはぐくむとともに,主体的に学習に取り組む態度を養い,個性を生かす教育の充実に努めなければならない。
道徳教育は,教育基本法及び学校教育法に定められた教育の根本精神に基づき,人間尊重の精神と生命に対する畏敬の念を家庭,学校,その他社会における具体的な生活の中に生かし,豊かいな心をもち,伝統と文化を尊重し,それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛し,個性豊かな文化の創造を図るとともに,公共の精神を尊び,民主的な社会及び国家の発展に努め,他国を尊重し,国際社会の平和と発展や環境の保全に貢献し未来を拓く主体性のある日本人を育成するため,その基盤としての道徳性を養うことを目標とする。


一方、読点を全部句点に変換し、それら句点の直後に改行を挿入したブツ切りにした以下の例文を作って試してみると、どうなるか?

例文2:

各学校においては。
教育基本法及び学校教育法その他の法令並びにこの章以下に示すところに従い。
生徒の人間として調和のとれた育成を目指し。
地域や学校の実態。
課程や学科の特色。
生徒の心身の発達の段階及び特性等を十分考慮して。
適切な教育課程を編成するものとし。
これらに掲げる目標を達成するよう教育を行うものとする。
学校の教育活動を進めるに当たっては。
各学校において。
生徒に生きる力をはぐくむことを目指し。
創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開する中で。
基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得させ。
これらを活用して課題を解決するために必要な思考力。
判断力。
表現力その他の能力をはぐくむとともに。
主体的に学習に取り組む態度を養い。
個性を生かす教育の充実に努めなければならない。
その際。
生徒の発達の段階を考慮して。
生徒の言語活動を充実するとともに。
家庭との連携を図りながら。
生徒の学習習慣が確立するよう配慮しなければならない。
学校における道徳教育は。
生徒が自己探求と自己実現に努め国家・社会の一員としての自覚に基づき行為しうる発達の段階にあることを考慮し人間としての在り方生き方に関する教育を学校の教育活動全体を通じて行うことにより。
その充実を図るものとし。
各教科に属する科目。
総合的な学習の時間及び特別活動のそれぞれの特質に応じて。
適切な指導を行わなければならない。
道徳教育は。
教育基本法及び学校教育法に定められた教育の根本精神に基づき。
人間尊重の精神と生命に対する畏敬の念を家庭。
学校。
その他社会における具体的な生活の中に生かし。
豊かいな心をもち。
伝統と文化を尊重し。
それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛し。
個性豊かな文化の創造を図るとともに。
公共の精神を尊び。
民主的な社会及び国家の発展に努め。
他国を尊重し。
国際社会の平和と発展や環境の保全に貢献し未来を拓く主体性のある日本人を育成するため。
その基盤としての道徳性を養うことを目標とする。
道徳教育を進めるに当たっては。
特に。
道徳的実践力を高めるとともに。
自他の生命を尊重する精神。
自律の精神及び社会連帯の精神並びに義務を果たし責任を重んずる態度及び人権を尊重し差別のないよりよい社会を実現しようとする態度を養うための指導が適切に行われるよう配慮しなければならない。
学校における体育・健康に関する指導は。
生徒の発達の段階を考慮して。
学校の教育活動全体を通じて適切に行うものとする。
特に。
学校における食育の推進並びに体力の向上に関する指導。
安全に関する指導及び心身の健康の保持増進に関する指導については。
保健体育科はもとより。
家庭科。
特別活動などにおいてもそれぞれの特質に応じて適切に行うよう努めることとする。また。
それらの指導を通して。
家庭や地域社会との連携を図りながら。
日常生活において適切な体育・健康に関する活動の実践を促し。
生涯を通じて健康・安全で活力ある生活を送るための基礎が培われるよう配慮しなければならない。
学校においては。
地域や学校の実態等に応じて。
就業やボランティアにかかわる体験的な学習の指導を適切に行うようにし。
勤労の尊さや創造することの喜びを体得させ。
望ましい勤労観。
職業観の育成や社会奉仕の精神の涵養に資するものとする。


上記例文から冒頭の数字を取り去り、そのままの段落で30%の分量に要約すると、以下のような結果(=上記で茶色にしておいた部分)になります。

結果2(30%):

教育基本法及び学校教育法その他の法令並びにこの章以下に示すところに従い。
生徒の人間として調和のとれた育成を目指し。
地域や学校の実態。
生徒の心身の発達の段階及び特性等を十分考慮して。
適切な教育課程を編成するものとし。
これらに掲げる目標を達成するよう教育を行うものとする。
学校の教育活動を進めるに当たっては。
創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開する中で。
個性を生かす教育の充実に努めなければならない。
学校における道徳教育は。
生徒が自己探求と自己実現に努め国家・社会の一員としての自覚に基づき行為しうる発達の段階にあることを考慮し人間としての在り方生き方に関する教育を学校の教育活動全体を通じて行うことにより。
総合的な学習の時間及び特別活動のそれぞれの特質に応じて。
教育基本法及び学校教育法に定められた教育の根本精神に基づき。
人間尊重の精神と生命に対する畏敬の念を家庭。
国際社会の平和と発展や環境の保全に貢献し未来を拓く主体性のある日本人を育成するため。
自律の精神及び社会連帯の精神並びに義務を果たし責任を重んずる態度及び人権を尊重し差別のないよりよい社会を実現しようとする態度を養うための指導が適切に行われるよう配慮しなければならない。
学校における体育・健康に関する指導は。
学校の教育活動全体を通じて適切に行うものとする。
家庭や地域社会との連携を図りながら。
日常生活において適切な体育・健康に関する活動の実践を促し。


以上のように、一太郎2012承で検証したところ、一太郎での実装は、

  1. 全体の単語頻度からキーワードを抽出した上で、
  2. それら複数のキーワードが使われている文を探し出し、
  3. 更に「それらの文が万遍なく入っている段落」を見つけ、
  4. 次いで、文章全体の中でどの辺りの位置に置かれているかを検討して、
  5. 「重点とする段落」を決定し、
  6. その段落のみを抽出する

…というような処理をしているような印象です。
(リバースエンジニアリングする技術もないし、技術があっても、実際にやったらライセンス違反だし。だから印象でしか言えない。)

自然言語処理の技術としては、おそらく、単語分割→頻度計算→tf*idf→位置パラメータで重み付け→絞り込みして抽出する画面表示を、一応は一文単位で行った上で、それら一文を束ねている段落にやや重みを大きめにとってフォーカスを移し、ザックリ示す処理を行っているように見受けられます。
MSは、段落の重みを(ジャストシステムの実装と比較すると、どちらかと言えば)やや低くしているようで、一文毎にぶった切った文を飛び飛びに合成して要約を構成させているという違いがあるようです。

文章を未加工で要約した場合、(言語学的、あるいは文学研究的な観点からは、)あまり面白い結果は出ません。

そこで、要約を行う前に若干の加工を施してから実施すると、重複を避けた上で重点キーワードを指摘してくるなど、なかなか興味深い結果を得られました。

流石だっ! 日本人なら一太郎! 日本語入力はATOK

おしまい。


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©2008~ 谷本玲大 2013/03/12 (火)
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